GENBA 2025-11-12 THE

僕らの仲間の一人、モルタル造形職人の杉山氏。
普通の建築屋さんにはなかなかいない存在です。
PIECE STYLEのデザインとの相性も抜群。
もう何年もの付き合いになります。
彼との出会いは、むかし建築していただいたユーザーさんの実兄。
毎回、富士山の麓・富士宮市から登場します。
造作やモルタル造形といった、やや特殊な世界で生きる職人。
全国各地の現場を回り、時には浦安の“夢の国”にも呼ばれるそうです。
現場ではいつも明るく、独特の語り口でおもしろ話を披露。
お酒が入ればさらにキレキレ。笑
PIECEの現場でも天然石を使うことはありますが、
室内デザインの多くは彼のモルタル造形による仕上げです。
今回のサイズ感なら、だいたい3日工程。
1日目はラスアミ下地からの左官壁。
2日目で特殊モルタルを使って石のカタチを形成。
3日目は仕上げの着色。

図面があるわけでもなく、感覚で“石を彫る”ように仕上げていきます。
泊まり込みで作業することも多く、
今回は2日目の夜も現場に残って微調整。
4日目に入り、乾きを見ながら最終仕上げ。
「もう、自分の中で100点」と言い残し、
15時の休憩を最後に静岡へと帰っていきました。
まさに職人の美学。
また次回もぜひ“大作”をお願いしたいと思います。
ちなみに我が家のモルタル造形壁も、築7年を経てリノベーション済み。
そろそろ新しい雰囲気にしてみようかと考え中です。
気になる方はご一報ください。
杉山氏、いつでも富士山から駆けつけてくれます!